ちわっす!あきおです。
今回は第163回直木賞候補でもある、伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」を読んでみたので
感想でも書いてみようと思います。
最近ではコロナの影響で、どこに行くのにも色々大変みたいですよね。
自分は面倒な事は何よりも嫌いなんで、こんな時には自分的には読書が良いと思いますね。
「雲を紡ぐ」の概要
書籍名 | 雲を紡ぐ(クモヲツムグ) |
発売日 | 2020年1月23日 |
ページ数 | 368ページ |
出版社 | 文藝春秋 |
定価 | 1,750円+税 |
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「雲を紡ぐ」のあらすじ
いじめが原因で不登校になった東京の高校生の美緒が主人公です。
ある日、大事にしてた祖父母から贈られたホームスパンのショールの事で母親と口論になって、
その勢いで家出をして岩手県盛岡市にある父方の祖父の家に住む事になりました。
ホームスパンの職人でもある祖父と一緒に仕事をしていく事で、職人の思いなどを知っていき
美緒自身も変化していく事に。
その一方で美緒のいなくなった東京では両親の間にも問題が起きる。
でも、美緒自身も変わっていく事で両親の心も変わっていく。
人の絆というのか時間を丁寧に手作業で作られた毛織物の「ホームスパン」を通して語られた
作品だと自分では思いました。
仕上た織物で英国で生まれた毛織物です。
「雲を紡ぐ」を選んだ理由
youtubeで紹介されてて、著者の伊吹有喜さんも出演されてて動画も面白かったし、表紙も見た感じが
良かったので選びました。
自分は特にジャンルとか拘りがないのですが、見た感じで選ぶ事が多いです。
それで失敗する事もありますが、今回は当たりでしたね(笑)。
「雲を紡ぐ」を読んだ感想
最初は何かのんびりした感じで、もうちょっと刺激が欲しいかな~って感じで
読んでましたが、段々読んで行くと複雑な人間関係が織物のように絡んで行く
様が自分には今までに読んだ事のない作品でちょっと新鮮に感じました。
自分が読んだ感じでは、いじめられてた美緒が祖父と暮らして行く事で段々と変化する
気持ちと、美緒の両親の心の変化と言うんですかね?そういうのが読み進んで行くと
変化して行くのが楽しく感じるのと、親戚で大学生の太一のキャラが気に入りました。
あとは祖父の言葉で「せがなくていい」って台詞が何だか良いですよね。
行った事のない盛岡に一度は行ってみたくなりましたね。
盛岡で「じゃじゃ麵」と「福田パン」を食べてみたいですね!
この「雲を紡ぐ」は最初はいじめで始まる物語で、自分的にはちょっと違うかな~って感じで
読み始めましたが、読んでみると何だかのんびりと読める書籍でした。
「じぇじぇじぇ」と言う言葉も久し振りに聞きました(笑)。
最後に
伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」を読んでみた感想を書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
自分はどちらかと言うとミステリみたいにドキドキ感が好きだったのですが、この「雲を紡ぐ」を
読んでみたら、こういうのも良いんじゃないかって感じました。
やっぱり新しい良い経験って何歳になっても良いもんですよね。
読み終わって思った事は「雲を紡ぐ」って、そういう事なんだな~って思いました。
なかなか気楽に読める書籍だと思います。
読書って良いですよね!
ではではまたです。
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